職歴
2006年に理学療法士の資格を取得。8年間、大阪の病院で勤務。 2015年、リハビリの専門職種(PT、OT、ST)による独自な目 線から、「KiyoリハビリPROS」を立ち上げる。 独立起業からわずか1年で午前40人、午後40人の予約が埋まる人 気のデイサービスとなる。
病院で働いている時から、担当した患者が退院してどのよう な施設へ行くのか気になっていました。それから、いろん な施設を回り、もっとリハビリ目線で、アイディアを盛り込 んだデイサービスを作りたい、と考えるようになったのが きっかけです。
ー事業の内容は?
主に介護保険を利用した、リハビリ特化型のデイサービス です。他には自費でのリハビリや、訪問でのリハビリなども 提供しています。
「リハビリをもっと楽しく分かりやすく」をコンセプトに、どうしたら楽しんで運動やリハビリができるのか? それをうちはスタッフみんなで、職種の垣根を越えて考えることに力を入れています。
ー具体的には?
具体的には、自律神経や胸郭の柔軟性に対して、「呼吸」に注目し太極拳を取り入れてみたり。 立ってできない人もいるので、座りながらできるものをインストラクターの先生を交え、みんなで考え独自に開発したり。
どんな運動やトレーニングでも、解釈を広げていくんです!人によって、座りながらじゃないと運動ができない 人もいるし、腕が動かない人もいる。そんな条件をもつ人が多数いる中で集団でトレーニングをしようと思った ら、1つの運動でいくつもバリエーションを作らないと、個別性を出すことはできません。
ーそれはリハビリの専門職種が主に考えていく?
いえ。リハビリの専門職種だから、アイディアが出るわけではないです。アシスタントでも、解釈やアイディア を広げるのが上手いスタッフがいます。どちらかといえば、考え方の柔軟性の問題ですね
ーオランダ徒手療法を学ぶことで、どんなメリットがありましたか?
現場では、退院した後も慢性痛に悩んでいる人がかなり多いんですよ。
・なぜ痛みがとれないのか?
・なぜしびれがとれないのか?
・なぜ筋力が戻らないのか?
こういった疑問にオランダ徒手療法は、明確に原因を絞りこみ、わかりやすく説明をすることができる。あやふやだったところがはっきりとわかる、説明することができる、原因を絞り込むことができる。だから、手技を使い分けることができる。私は、それを繰り返していくことで自分の自信になり、独立起業に踏み込むことがで きたんです。
スポーツのイメージが強いオランダ徒手療法ですが、私はむしろ医療の現場でこそ力が発揮できると感じています!
スクールには、自らの夢に向かってチャレンジしている人が 集まっています。そんな方たちと、最先端の知識を共有し、 共に難問に向かって勉強を重ねていく。 とても刺激的で、いつも自分に危機感を覚えさせてくれるよ うな…そんな場所です。
ー今後のビジョンは?
短期的なビジョンは、もっと多角的な視点から「楽しさ」、 「わかりやすさ」を追求して、提供していくサービスの質を 上げたいと考えています。長期的なビジョンは、店舗を広げること。 もっと自費のリハビリを拡大していきたいと考えています。
ー最後に、入学を考えている方にメッセージをお願いします。
ちょっと辛口かもしれませんが。 様々な期待をスクールに持っている方は多いかと思います。しかし、スクールに入学することで変われるか、成長でき るか、現状を変えられるか?…それは、その人自身にかかっていると思います。
ただ、スクールには変わるため、成長するため、現状を変えるために、必要な材料は多くあります! スクールで得られたものを、自ら解釈を広げ、我々が期待するより素晴らしいものへ変えてくれる。そんな熱い気持ちを持った方をお待ちしています!