四肢コース(Basic Course)

“ホンモノの医療”を学ぶための入り口

≪目 次≫

四肢コースって?

四肢コースとは
四肢コースとは、徒手療法を学ぶ上で欠かすことのできない徒手療法の原理原則である基本的なテクニック(主に四肢)理論を学ぶためのコースです。またこのコースは、神経生理を基に複数の仮説を自由に組み立て、脊柱や骨盤帯にアプローチしていく『脊柱・骨盤帯コース』や、運動療法で究極的な成果を導くリサーチ方法やゴール設定・プログラムづくりを学ぶ『徒手(筑波大)コース』の基となるコースになります。

 

「なぜ」の原理原則が必要
常に結果をだし続けるには、自分で考えて「見込み/仮説」を立て、それを確かめ評価し、間違っていれば「修正」する「=トライ & エラー」を繰り返すことが大前提です。単に教わったテクニックのコピーだけでは、ちょっと違ったバ リエーションに対応できない=現場で結果をだし続けることはできません。そして皮肉にも、ヒトは一人として同じ人 はいませんので、テクニックも微調整できる「なぜ」の原理原則が必要です。
スクールでは結果をだすために必要な、その「なぜ」を自分で理解するまで、テクニック(問診・治療技術・プレゼ ン…etc)や理論 (神経生理・病理・運動療法…etc)を徹底的に学びます。セミナー巡りをして表面的なテクニックばかりを身につけるよりも、組織レベルで何が起こっているのかを理解し、数あるアプローチ手段から必要な引き出しを選ぶこ とで治療効率をあげられます。
「問診」テクニック=結果をだすための第一歩
日本では紹介されない問診技術。スタンダードがないので見よう見まねの我流で必要に応じて使い分ける?! 職場に よっては「問診」をせずに直ぐにお決まりの治療プログラムを開始しているのが現状ではないでしょうか? 結果をだ すための第一歩は、「問診」による情報集めと、集めた情報を取捨選択し、残された情報から目の前の病態がなぜ生じ たのか「原因」を推察する=「仮説」を立てる…一連の思考過程で決まります。

四肢コース(Basic Course)の3つの特徴

Point 01

脊柱の治療へと進むための、手の感覚を育てる!

四肢コースでは、脊柱へと治療を展開していくために、まず四肢の治療技能を学びます。脊柱への治療は、リスクを伴うため、まずしっかりと手の感覚や力の加減などを覚えていただきます。



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Point 02

問診で仮説をたてるために必要な技術・理論を学ぶ!

問診のやり方を知っていますか? 恐らく、きちんと問診のやり方を教わる機会がなかったと思います。これからの医療では、問診スキルが必要不可欠です。問診では、 仮説をたてるために情報を集め、必要な情報だけに精査し、その限られた情報で分析して因果関係を推測、今の病態を招いた原因と共に「仮説」を立てることが必須となってきます。

まずは、オランダ徒手療法が体系化させた特別な「*問診スキル」を身につけ、仮説をたてるための基本的な理論を学んでもらいます。

*問診スキル:誰でも身につけられる技術です。ですが、最初はある程度、適切に誘導してくれる優秀な講師が必要になります。DMTでは、講師養成でも力を入れ、スクール生がご自身で成長する能力を身につけられるサポートを全力でいたします。



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Point 03

患者・医師・親・指導者・職場・チーム・・・
『誰に』でも説明することができる伝える力=プレゼン能力を育てる!

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どんなに素晴らしい技術・理論をもっていても、きちんと相手に伝え、信頼関係を築けなければ意味がありません。信頼が築けなければ、治療を続けることはおろか、患者さんは2度とあなたの前には現れないでしょう。プレゼンテーション能力は、独立起業されている先生であればなおさら、それは患者さんのリピートに直接影響することで、引いては売上を左右する重大なスキルの一つです。

そのため、自らがたてた仮説を様々な人を想定してプレゼンテーションしてもらいます。子供、保護者、医師、チームの指導者…など、言う内容も、言い方もそれぞれの対象者に理解しやすい言葉で説明する義務があります。「頭で理解すること」と「言葉で説明すること」とは全く違うスキルです。苦手だと 感じる人もいるかもしれません。プレゼンテーションとはスキルですから、スキルとは誰でも練習すれば上達します!!



四肢コース(5ヶ月間)のカリキュラム
1ヶ月目
カラダが治る原理原則からスタートです。今までの『誤った問診』を⾒直し、『結果の出せる問診』を知ること(情報の集め⽅、治癒経過を阻害する要因、仮説設定、情報整理の仕⽅)局所循環の理論、組織別治癒期間、痛み、炎症… などの基礎医学に加え、オランダ徒⼿療法特有の『神経⽣理学』や結果を出すための『治療の考え⽅(治療外スキル)』を学びます。
<得られるメリット>これまで曖昧に治療してきた⾃分の治療の偏りを知ることができます/治療結果を出すために必要な『治療のやり⽅』の全体像がイメージでき、早い⼈では治療に対する『考え⽅』が変化し、成果を出し始めます。
2ヶ月目

各種理論を応⽤できるために、ケーススタディ1 (⼿、肘、肩)をはじめます。対話式の実践型ケーススタディを通して⾃分⾃⾝が陥りやすい考え⽅/ 偏った⾒⽅に気づいてもらいます。その上で、違った視点からも仮説を⽴てれるように1 ヶ⽉⽬で学んだ基礎理論を⽤いながら『多⾓的な視点』を使い分けれるようにします。
<得られるメリット>禁忌や急性、慢性… など同じ症状でも仮説の⽴て⽅を変えられるようになってきます。(今まで同じ症状なのに『治った⼈/治らなかった⼈』の違いが明確になる)
3ヶ月目

ケーススタディ2 (⾜、膝、股関節)によって、『治らない原因』に対して基礎理論を応⽤し⼀つの仮説を⽴て、対処療法までの具体的なアプローチを組んでいきます。
・どんな⼈でもホームワークを実⾏してもらうスキル(患者さんとの関係、動機づけ、説明/ 交渉術)
運動療法の原理原則を知る(筋⼒トレーニング論、運動プログラムの負荷設定)
<得られるメリット>基本となる問診や治療の基礎理論が根付いてきます/これまでの治療に⽐べ、⾃分に何が⾜らなかったのかが明確になり、これから『どんな治療が必要か?』が具体的になってきます
4ヶ月目

さらに新たな視点(⼼理社会的要因)が追加される。また、ケーススタディ3 (運動療法のプログラム作り)を⽤いて『治らない原因』に対して複数の視点で仮説を⽴て、具体的かつ計画的な⻑期プログラムを⽴案する
・⽬標達成スキルの導⼊(ニーズ分析/潜在・顕在ニーズとは?、⽬標設定)
・習慣化スキルをプログラムへ反映させる
<得られるメリット>仮説⽴てのみならず、治療の鍵となる対処療法や⻑期
プログラムなどの具体的なプランがより明確になる/徒⼿的な介⼊以外からでもアプローチできるような⼿段や発想を思いつくことが出来、それを実⾏できる。
最終月(5ヶ月目)

ケーススタディの総まとめ。これまで⾝につけてきた理論やテクニックの最終確認。次のコースへ進学する為に必要な能⼒(情報整理、仮説⽴て、対処療法、⻑期プログラムづくり、患者説明)を有しているかの最終試験を⾏います。
<得られるメリット>⾃⾝のこれまでの取り組みの集⼤成。『結果の出せる
治療家』になる為に必要なスキルが⾝についているか第三者が評価。⾃分の治療家として現在地が明確になり、今後どのようにすれば良いかの⽅向性が定まる
DMTスクールで修得できるテクニック

<治療外スキル>問診/スタディスキル/プレゼンテーションスキル/コミュニケーションスキル/
交渉術<徒手療法理論>解剖学/触診方法/生理学/運動生理学/神経生理学/関節運動学/トレーニング学/測定・評価学/運動療法学/疾患別理学療法学/整形外科学<徒手テクニック>マニピュレーション(四肢)/モビライゼーション(四肢) 検査・測定法/ストレッチ(筋・*関節包)/神経ストレッチ・スライド/軟部組織リリース (皮膚・筋膜・組織間)/リアライン
*関節包ストレッチは、数ある徒手療法の中でも、オランダ徒手療法の独時のテクニックです!

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四肢コース(Basic course)概要
期間 5ヶ月間
対象 各種国家医療有資格者
※聴講生として、医療資格のないものも参加人数にあまりがある場合に、 特例として入学を許可する場合もあります。
自宅学習 e-ラーニング(理論・実技・ケース)
実技 集合研修10日間
リアル研修【土日コース】 原則第3週の土/日曜(東京・福岡)
ハイブリッド授業【*日曜コース】 第3週の日曜(東京・福岡)、もしくは、第2/第4の日曜(福岡)*最小遂行人数:3人
修了テスト 1日
登録認定 日本オランダ徒手療法協会より資格を授与
資格有効期間 2年
※有効期限内に定められた講習や学会に参加することで、資格を更新いたします。
学費 合計 52万3800円(税抜)
※詳細な内訳はこちら
講師 日本オランダ徒手療法協会 認定スクール講師

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四肢コース(Basic course)スケジュール

『四肢コース(土日)東京/福岡校』について

*注意:現在、新型コロナウィルスの影響により、当面落ち着くまで「日曜×月2回」開催とします(第3日曜日/第1日曜日)。

5月開校

2020年5月スタート 24日(日)
6月 7日(日), 21日(日)
7月 5日(日), 19日(日)
8月 2日(日), 16日(日)
9月 6日(日), 20日(日):修了テスト&代表コンサル
10月 4日(日)フィードバック

10月開校

2020年10月スタート 25日(日)
11月 8日(日), 22日(日)
12月 6日(日), 20日(日)
2021年1月 10日(日), 24日(日)
2月 7日(日)、21日(日):修了テスト&代表コンサル
3月 7日(日):フィードバック

毎月開校 

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『四肢コース(日日)東京/福岡校』について

*ハイブリッド授業

 *ハイブリッド授業=「オンライン授業」と「リアル研修」との組み合わせ授業

6月開校

2020年6月スタート 21日(日)オンライン授業
7月 5日(日):オンライン授業, 19日(日):リアル研修
8月 2日(日):オンライン授業, 16日(日):リアル研修
9月 5日(日):オンライン授業, 19日(日):リアル研修
10月 4日(日):オンライン授業, 18日(日):修了テスト&代表コンサ
11月 8日(日):フィードバック

11月開校

2020年11月スタート 22日(日):オンライン授業
12月 6日(日):オンライン授業, 20日(日):リアル研修
2021年1月 10日(日):オンライン授業, 24日(日):リアル研修
2月 7日(日):オンライン授業, 21日(日):リアル研修
3月 7日(日):オンライン授業, 21日(日):※修了テスト&代表コンサル
4月 4日(日):フィードバック

毎月開校 

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DMTマニピュレーション・スクールでは、“講師養成”に力を入れています!

全国にいる希望者が講師養成として、年に最低でも10日間、約1~2年ほど周到に準備された研修を重ねていきます。

それは、スクール生に “考える” スキルを身につけてもらうために、積極的にスクール生自らが議論しながら仮説を立て、まとめていく「アクティブラーニング」で誘導したり、教えすぎずに主体的に問題を発見し、その問題を解決していくように仕向けるコーチングのスキルであったりします。

最終的に、実際にインターンとして四肢コースで授業を行い、適正が認められれば、認定スクール講師として授業を行うことができます。



 

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